処遇改善加算等の取得状況について
当社では、福祉・介護職員処遇改善加算を取得しています。
2018年以来、昇給につながるキャリアアップの制度のしくみを構築し職員の資質を向上させることや労働環境を整備することで職員の定着をはかることで加算を充実させてきました。
当社では下記の取り組みを行っており、要件を満たしております。
キャリアアップの要件
職員の職位、職責、資格又は職務内容に応じた任用等の要件・賃金体系について定めています。
就業規則等の根拠規定を整備し、職員に周知しています。
資質向上のための計画に沿って、職員の能力に応じた外部研修参加の機会を提供し、実務経験を満たした職員に対し、保育士・児童指導員、介護福祉士、専門職として必要と思われる資格・技術習得の為の研修等の受講、受験の機会確保のため、教育訓練休暇制度を利用しています。
職場環境等の要件
事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築
人材確保の為、他事業経験のある採用担当者を雇用し積極的なアプローチをしていく取組みを実施しています。
他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築
経験・未経験問わず児童福祉事業に関わって行きたい思いを受け、幅広い人材からの雇用を検討し、雇用実績もあります。
研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動によるキャリアサポート制度等の導入
年1回、職業能力評価を実施し、上位者との面談の機会を確保して具体的なキャリアパスを提示しています。
上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ・働き方等に関する定期的な相談の機会の確保
キャリアコンサルタントへの相談窓口を設置し、いつでも相談が出来る体制を整えています。
職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
職員個々の事情に応じて、短時間正規雇用制度を整備しており、家庭との両立も実現できるよう無理のない非正規採用からスタート→正規登用ができます。
有給休暇を取得しやすい雰囲気・意識作りのため、具体的な取得目標を定めた上で、取得状況を定期的に確認し、身近な上司等からの積極的な声かけ等に取り組んでいる
年間を通して一人ひとりの職員が自分の取得状況がわかるよう情報発信しています。また、子育て世代、介護世代が家庭との両立が可能となりその能力を発揮できるよう、事前だけではなく、急な欠勤でも有給を消化できる体制をとっています。
業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
メンタルヘルス対策として全職員が随時キャリアコンサルタントとの相談が可能な体制を整えています。
短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業者のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
全職員(正社員・パート問わず)が、年1回の健康診断(会社負担)を受けています。
現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施している
職場環境の課題の抽出は、定例の管理者ミーティングに於いて話し合い、意見交換をし、課題が明確になった際は、各施設職員に伝達し改善に向けて取り組みを実施しています。その結果どうなったかまで検証し、再度定例管理者ミーティングで共有しています。
業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減を行っている
各種業務マニュアル(職種別、感染対策、事故、送迎、防犯、BCP等)を策定し、各施設が誰でも閲覧できる環境を整えています。
業務支援ソフト(記録、情報共有、請求業務転記が不要なもの。)、情報端末(タブレット端末、スマートフォン端末等)の導入
各施設にスマートフォンを配備し、保護者様とのやり取りにかかる情報伝達を相互に効率化できる取組みをしております。
ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の福祉・介護職員の気づきを踏まえた勤務環境や支援内容の改善
施設内定期ミーティング、エリア別管理者ミーティング、年1回全施設での会議を実施し、職員一人一人が参画できる時間を設けています。
支援の好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供
全6施設の児童発達支援管理責任者が毎日の業務報告を実施、また年に1回 全施設が参加した全体会議を実施し施設の取組みや評価を共有しております。